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1000 H.DIAMOND [西洋剃刀]

初めて手に入れた愛用の西洋剃刀 出処が気になっていた 1000 H.DIAMOND について調べてみた、なんと日本の優れた工房で作られた物だった。
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製作者は西洋剃刀製作で有名な 林 市太郎 氏 (H はハヤシのH) 以前は荒川区に工房があったみたいで、全盛当時は多くの職人さんをかかえて全国の理容問屋に数多くの剃刀を卸していたらしいから今もかなり多くの剃刀が現存しているようだ。
私の持つ 1000 H.DIAMOND の他に番号違いや柄の素材や色ガラ違い、HAYASHI TOKYOの刻印のある物、刃に“H DIAMOND’S”の刻印があったり“S”だけ無かったり、柄の商標デザイン違いなど大小刻印違いが多数あるみたいだ、細かく違える意味が何かあるのだろう。TOWAブランドにもH DIAMONDの刻印があったりと分かりづらい、格上にBLACK DIAMOND やMercury , DIAMOND など別ラインがあるみたいだ。
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私の剃刀は ダイヤモンド・ハヤシ のブランドで、綺麗なセルロイドの柄に商標が金工象眼されてる。ダイヤモンドの中に漢字で林 の商標はお気に入りだが、マーク化された林という字がSolingen ZWILLINGの双子のマークに似てると思うのは私だけだろうか?てっきり海外物だと思ってた。
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剃刀の峰(しのぎ)から刃先にかけてのえぐれたアール部分をコーンケーブと言い、左右にえぐれてアールが付けてあり刃先は薄く両刃となってる。刃の側面を触ると分かるのだが微妙に2段にアールが付けてある、写真で分かるだろうか?。職人技の絶妙なコンケーブだ。それが付いているおかげで、髭剃り時の肌への当たりがたわんで柔らかく感じるそうだ。まだ私にはその感覚が分からないが、先人達の知恵に違いない。髭を剃るとチリチリと良い音がする、そこがお気に入りだ。

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今はメーカーや林氏を検索してもなかなかかからず、品番だろうか?1000の意味や、ハヤシブランドの剃刀ラインナップなど、また現在ブランドはどうなったのかは全く分からず知りたいところだ。
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信長の野望from名古屋

 おれんとこはSKと名の付くものは日立金属製のSLD-MAGIC変えました。おかげで、小さいものから大きなものまで材質統一により、効率向上が図れました。
by 信長の野望from名古屋 (2016-05-22 14:58) 

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