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播州 三木 打刃物 [剃刀探索]

滋賀県から愛媛県へ出張で移動中に山陽自動車道 三木サービスエリアに寄ってみた。

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兵庫県三木市と言えば播州 三木の打ち刃物で、日本剃刀を製作している数少ない鍛治職人が現在も腕をふるっている地域だ。

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現在も三木で日本剃刀を製作しているのは、東京渋谷の金物屋「吉沢利工」で見つけた 春吉の「 銘 春吉作 」と骨董市である世田谷ボロ市にて新品5丁箱入りであった、銘「 つらゆき 」の製作者 市原清隆氏のお弟子さん水池長弥氏は 銘「 兼長 」で製作している。
三木は日本剃刀の産地だけ有り銘も多く、井上藤助作の刻印違いシリーズは多く「 八幡丸 」 などもそうだ。「 紋三郎 」は水池氏の師匠 市原清隆氏の製作によるもので、市原氏の登録銘は「つらゆき」だが、それ以外に産地の問屋などの称号や登録名を付けたモノも作っていたそうだ。「 紋三郎 」は発売元名で銘の上部に小さく 清隆作 と刻印が入っている。

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打ち刃物の三木らしくサービスエリア内でも販売していた。

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店頭ショウケースの中に目を凝らして見ると、有名な 二代目「 千代鶴貞秀 」作の 双頭刃や小刀2本組 と並んで なんと! 日本剃刀 発見!
サスガ、打ち刃物の里 播州三木! SAもスゴイ!


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箱書きには残念ながら千代鶴とは書いて無くて、播州三木と焼印入りの桐箱に入っていた。日本剃刀が2丁見せてもらったが、手打としても長さ重さ、大きさ形も厚みが全然違う、同じ人が作ったとしたならどうなんでしょう?
モノの考え方によっては一点モノとして価値が有りそうですけど、日用品であった今となっては珍しい日本剃刀に播州三木は付加価値を付けようとしているのだろうか?

手打ちの幟を立てている蕎麦屋で手打ちらしく見せるタメに麺をワザと不揃いに切ってる馬鹿げた蕎麦屋が有るが、麺の太さが違うと均一に茹で上がらず不味い蕎麦になる。手打ちをアピールするのに職人技の綺麗に揃った美しい蕎麦では無く、ナゼか不揃い麺が堂々と優先させてしまう手打ち店が有るのだろうか、それでは技術の腕は上がらないし洗練の極みからは程遠い。

ココでは日本剃刀は残念ながら土産物扱いになってる、このままだと先々魅力的な付加価値を付けてはいけ無いだろう。だが、三木市のアピールという点では良いのかもしれないね。

あれ??この剃刀には銘が切ってない?結構良い値段で売りに出ているが。

はて?? 三木にはまだ知らない日本剃刀を製作する鍛治職人がいるのかな?


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