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ラッピングフィルム研磨の有効性 [研磨 砥石]

剃刀の刃には 包丁より幅が少ないが “ しのぎ筋 ” から一直線に “ 切刃 ” が付いていて、刃先には 革砥でラッピングして出来る “ 小刃 ” といわれる切刃よりも鈍角に付けた幅の極狭い先端刃が付いている。

厳密には切刃はラッピングフィルム研磨によりピカピカでも小刃先は革砥で付けた極々細いノコギリ状の刃となっているはずだ。

この切刃と小刃の相乗効果によって、切れ味や刃先強度が変わってくるのだ。

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そこで、切刃と小刃の幅調整のタメに ラッピングフィルム での研磨によって切刃幅を広げ小刃幅を極狭く10ミクロン辺りに調整出来れば130ミクロン辺りの髭にスパッと食い込み剃り上げることが出来る計算だ。

それを可能にするには、優秀な鋼をコレまた優秀な鍛冶職人が鍛えた剃刀が必要となるが。

刃の先端に年季が入り過ぎて先細りしていたり、変に片減りした西洋剃刀や日本式剃刀をネット上で見かけるが、西洋剃刀の両刃の先端から肩部まで、切刃の断面が一定の角度が保たれていることが良い剃刀の条件で、日本式剃刀でも同じく片刃で文字の刻印がある裏面に特徴的な “ 裏スキ ” があるが切刃の断面は一定の角度が保たれているのが良い日本式剃刀だ。

研ぎ癖の付いた剃刀は、付けた本人には愛着も有ろうが、そうなる前に研ぎの正しい技術を身に付けたいものだ。



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