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究極の剃刀刃 [剃刀 雑感]

切れる刃物とはこんな感じだ、と言える明確なイメージが子供の頃から有った。

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子供の頃に読んだ横山光輝のマンガで、水滸伝に登場する半面青痣の「 青面獣 楊志 」が持っていた刀で “ 吹毛剣 ” ( すいもうけん )だ。銅銭を真っ二つに切ったり、髪の毛を剣に吹きかけるとそれだけで髪の毛が切れてしまうほど、切れ味鋭い名剣がイメージとして有るのだ。

剃刀を研ぎ始めた頃から切れ味チェックで髪の毛を使うので、私の頭の中には楊志が行った吹毛剣の切れ味が如く、吹きかけて髪の毛を “ ハラリ ” と、切ってみたく、イヤ切れるのでは無いか、と、何度か丁寧に研ぎ上げた剃刀に髪を吹きかてみたが、未だかって切れた試しが無い。

と言うより、実はなかなか髪の毛を上手く吹き飛ばせ無いのだ、そっちの方もカナリの練習とコツが必要だと思う。髪を吹き飛ばすタメには突風を生む筋力と肺活量が必要だとスグに気がつくはずだ。

楊志はマンガの中で自分の毛を一本引き抜き、フッ っと吹き、髪の毛もふんわりそよ風に漂うみたいに飛ばし、剣に触れた途端スパッと切れる、そう!ヤツは全てにおいて達人なのだ。

いつの日か吹毛剣の如く吹いた髪をスパッと切る、究極の剃刀の刃に仕上げたいものだ。


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