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ラッピングフィルム [研磨 砥石]

西洋剃刀で研ぎのラッピングと言えば、革砥でのラッピングのコトを言うが、研ぎでの仕上げという意味合いは同じだが、私の研ぎ最終仕上げとなるとラッピングフィルムになる。

正確に言うと “住友スリーエム 3M ラッピングフィルムシート 超精密仕上げ用研磨フィルム 15000 薄灰色” だ。
image.jpg

このフィルムは仕上げ研磨手腕の無い人でもスパスパ切れる剃刀の刃を得るコトが出来る超優れものだ。ただし、最終研磨用であってその手前の仕上げ迄は自力で各々手順を頑張らなくてはならないが。

名倉を使い天然砥石と革砥で充分切れる剃刀の刃の出来迄持って行き、そこでラッピングフィルムでもう一撫ですると恐ろしく切れる剃刀の刃に仕上げるコトが出来る。

先ず便利なのが、砥石と違い平面出しが要らない(ガラス板の上で私は使用している) 。安価使い捨てで粒度が完璧均一安定している(粒度が均一安定していて好みの天然砥石はおいそれとは手に入らないし、時間や費用もかかる上に素人には見分けられない) 。フィルムはそのままでも使えるが、水研ぎでもでき力加減で如何様にでもなる(私はそのまま使っている)。フィルムを好きな大きさにカット出来るので使い勝手が良く、旅の携帯に嵩張らず便利(刃さえ欠けなければ2週間ラッピングフイルム研ぎだけで問題無く剃れた)。

ウエットシェービングのイメージ的には革砥で仕上げた刃付けを日頃完成したいのだが、アルム石を使った時の顔の刺激がラッピングフィルムを使うのと使わないのとでは現状雲泥の差なのだ。

いつかはラッピングフィルムを使わなくても最高の “ 研ぎ ” が出来るよう 砥ぎの研鑽と精進だな。
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コメント 3

ralphlight0211

はじめまして。
なかなか興味深い内容で、楽しく読ませていただいてます。

自分の最終仕上げはバルサウッド+ダイヤモンドペーストに頼り切ってます笑
研粒の均一性って点ではフィルムのほうが良さげかな。ぜひ試させてもらいます。

砥石と革砥だけでピンピンに切れる刃を付けたいと思ってましたが、研磨剤ストロッピングの手軽さは凄いですからね。一回やるとやめられなくなる。
by ralphlight0211 (2014-08-09 23:00) 

Yan-tan

そうですね、現状は頼り切ってますが
試行錯誤して砥石と革砥で研ぎ磨き上げる行程は
楽しいですね。



by Yan-tan (2014-08-10 00:59) 

T.Y

私も1万番のラッピングフィルムを昔から持っている肥後守を研ぐのに使いました。
素人ですから角度を維持するために刃の側面に切っ先から刃の3ミリほど下から薄っす~いテープを貼り刃の側面がかすかに浮くようにして歯の真上を指で押さえてシャコシャコと・・・水とぎではなく空とぎです。テープがあるので角度を気にしないでよいので楽でした。
研ぐ前よりも鉛筆の側面の木のところを削ったときに薄く削りかすが残るように削れるようになりましたよ。
下手な砥石で素人が見よう見真似をするよりイイですね。
新たに二千円弱も出して肥後守の新品を買う予算が浮きました。
by T.Y (2016-02-23 14:22) 

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