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三河白名倉 牡丹 [研磨 砥石]

名倉砥石を手に入れた、純三河白名倉ではない三河白名倉の牡丹だ。
ネットで検索してみるとどうやら本流の物ではないらしい、採れる山が違うだの印が違うだのいろいろと書かれている。手元にある年数の経った名倉牡丹も今となっては脚光を浴びる事なく石ころとなっていた処を拾い上げた感じだ。
だったら、どんなものか調べたくチェックしてみた。
名倉.JPG

まずは半月ほど毎日ラップフイルムで磨き上げた、現在完璧激剃れる状態の剃刀。
ラップフイルム.jpg

天然砥石のみで研いでみた、やはり硬い砥石では小刃を取る迄の研磨度は行かずラップフイルムばりの鏡面化も望めないのが判った、しかし肉眼で見るとピッカピカ。
天然1.jpg

以前手に入れた純三河白名倉目白本流物だ。研磨度もそこそこ、天然砥石と組んで良さを発揮できるんだろうね、小刃も取れ仕切り直しにはもってこいだ。
目白2.jpg

今回入手の名倉牡丹、手持ちの天然砥石で擦ると名倉目白より柔らかいのか研ぎ汁が大量に出る。研ぎ跡も目白より荒く見えるがその差は微々たる物だ。
目視で目白より粒子が大きく見えるが判らない、以前行ったように名倉には砥面に名倉が吸い付か無いように碁盤の目のように筋を入れてある。
牡丹2.jpg

本流、本物を使う人にはその良さが判る人だけの達人の域が有るのだと思う。私は感覚的にその域に達してないが顕微鏡で確認すればハッキリ判る、このマイクロメートルの世界を感覚だけで善し悪しを判断できた職人達を尊敬しとても感動した。
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