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革砥の手入れ [革砥]

以前手持ちの西洋剃刀5本を研ぎ上げ、刃先と切り刃幅の各々計測写真を撮ってみた所、革砥を当てた時に出来たであろう刃先とシノギの乱れたキズが気になっていた。革砥に当てて作る刃先の糸刃 (小刃) が全て均一になって無いのだ。当て方もあるだろうが、元々の革砥表面が均一では無いのでは?と推測した。

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馬革には馬油でしょ、と前回と同じく北海道物産展で手に入れたラベンダーアロマオイル配合の馬油を表裏タップリ揉み込み塗った。( 後、金具も全て外した)


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しばらくすると革が馬油を全て吸収してしっとりと良いしなり感が出る。



今回は表面の均一化と余分な湿りを取るために、最高温度MAX(麻クラス)にしたご家庭用アイロンに全体重を気合いと共に乗せ、思いっきり表と裏をプレスしてみた。(スチーム無し)
( 我が家の女子達が怪訝な顔で見ている、“ 壊したら即新品を購入 ” 顔に書いてある。後で知ったが27年間も我が家に奉仕しているアイロンらしい )


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#2000番 Before → After

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#30000番 Before → After

共にしなやかながら表面のキメは整い硬質に、見た目と撫でた感触では、とても良い感じに仕上がった。

香り良い革砥で仕上た剃刀の剃り味が楽しみだ。


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