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研ぎ水 [研磨 砥石]

以前知った “ 砥石での研ぎ水には重曹を溶かした水を使う ” で、その時に何故か?と思い調べると重曹は弱アルカリ性なので中性の水より酸化させない、研いでいる最中に錆が生じる現象を防ぐ。と自分なりに考え結論したが、何かと話題の 重曹 をより詳しく調べた。

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炭酸水素ナトリウム (sodium hydrogen carbonate)、別名 重炭酸ソーダ(sodium bicarbonate。略して重曹) は常温で白色の粉末状で、水溶液のphは8.2辺り 水 (0 °C) 100 g につき 6.9 g、水 (20 °C) 100 g につき 9.6 g 溶解する、つまりあまり溶けないのだ。
調べるといろんな使い方が出来る 重曹 だが、要は剃刀研ぎに錆止め用 重曹水 は安くて便利で安全ってコトだ。

日本刀研磨においても研ぎ水は重曹では無いが、洗濯ソーダとも呼ばれる炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム、炭酸塩))を溶かした研ぎ水を使っているらしい。昔の刀研ぎには錆防止のために灰汁水(アルカリ性)を使っていたみたいだ、藁を焼いて灰汁を採り刃に付いた脂肪を洗い落とすのにも使っていた。

( ソーダつながりで、石鹸作りに使う苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は強アルカリのため中性に戻し廃棄するのに大量の水が必要なので研ぎ水としては使わないのが賢明だね)

研ぎ水を今は 重曹水 に加え キッチン洗剤を垂らしている。泡立てるワケではないが、刃に付いた皮脂汚れを取り砥面との摩擦を減らしより繊細な刃先作りに一役かってる、両方共弱アルカリの重曹水と洗剤なので研いでる最中に錆びないし効果、効能、結果はバツグンだね!


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七丁目のボステリ

参考になります。
包丁で試してみます!
by 七丁目のボステリ (2014-12-22 20:07) 

Yan-tan

日本刀や包丁は研ぎ桶に重曹を入れて研ぎ水にしているみたいですが、私は小さな剃刀の研ぎなのでスポイト容器に100ccほど作り置きしてあり、直接仕上げ砥石に垂らして使ってます。
by Yan-tan (2014-12-22 23:49) 

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